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クズでも頑張れる

やるときゃやる

無意識下でのレイプ

わたしの話を聞いてください。

わたしは食べることが苦手です。

 

心の開いていない人と食事に行くと

おえつが止まらなくなります。

 

また、居残り給食常連だったわたしは、

先生から受けた食の強制がトラウマで

自分のペースを保てない食事環境が苦です。

 

それから、そもそも胃腸が弱いので

食後のしんどさを避けるため普段からあまり食べられません。

 

以前、テレビ番組で俳優の本郷奏多くんが

 

「世の中で一番嫌いなことはご飯を食べること。異物を体内に取り入れる行為じゃないですか。気持ち悪くありませんか? できることなら食べないで過ごしたい」

“超不思議キャラ”の本郷奏多、バラエティ番組で開花 | ORICON STYLE

 

と語っていたことがありました。

 

早くわたしもiPhoneのように充電で生きていきたい、そうずっと願い続けてきたので、本郷くんには驚きました。

 

食事は幸せ、が当たり前の世界に

救世主を見つけた気分です。

 

◆「食」はグロテスク

 

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この人は、チェコの映画監督のヤン・シュヴァンクマイエルです。

ストップモーションを多用した、不思議でファンタジーあふれる少し不快な世界を作る天才です

 

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最も知られている作品は、この『アリス』

ヴィレバンとかで流れているのでサブカルチャーの人は知っていると思います。

 

ヤンおじさんは、食事という行為が大嫌いなことで有名な監督で 

彼の描く「食事のシーン」は特徴的で

まるで「食べる行為」を汚いもののように表現しています。

『アリス』でも、三月ウサギはおがくずのようなものを、ぺちゃぺちゃと不快な音を立てながら食べます。

 

下記の違法アップロードをごらんください。

あなたの食事の概念がきっと覆されますよ。

 

www.youtube.com

 

コマ撮りで描かれる不自然な動きに

食事シーンにあってはならない不快な音と物

 

異物をこれでもかと詰め込むお兄さんは

詰めても詰めても満たされません

 

フォークを手のひらにくぎ打ちし、

まるで食べることを自ら強いているようなおじさん

 

料理は、

ソーセージから、身の回りのものになり

最終的には人の一部に変わります

 

欲望を満たすという意味では

食事をとるのは、もはや変態的行為なのかもしれない。

 

料理というものは、目の前に出されたときは芸術でも

いざ口の中に入れた途端それは吐瀉物や排泄物を製造する過程にすぎないのです。

 

そんな毒を体内に留めておくのが気持ち悪いので

わたしはたくさん食べることを好みません。

 

◆「食の強要」はセクハラ

 

ヤンおじさんが「食への不快」を可視化してくれたことで

わたしはこのモヤモヤした気持ちを、スムーズに伝えられるのではないかと思う。

 

食事は自分で欲求を満たす行為です。

その観点から言えば、自力で性欲を満たす自慰と、共通点が0ではないでしょう。

 

ですから、「ほら、もっと食べなよ」は、

わたしのような食に苦を抱く人間たちにとって

「オナニー見せてよ」というようなセクハラに似たつらさがあるのです。

 

その食べ物が美味しかろうが関係ありません

 

欲求を満たす行為はマイペースに自ら求めたタイミングで行わなければ、意味を成しません。

「食の強要」は言わばレイプなのです。

 

「食べること」は正義で娯楽で褒美である世界の片隅に、

恐怖と嫌悪感をもつ人間もいることを、ぜひ心の中に留めておいていただきたいなと思います。

 

 

 

 

 

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