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クズでも頑張れる

やるときゃやる

東京国際映画祭1日目

例の騒動も無事に収まり、
苦労して獲得したチケットを握りし仲間たちが、会場にいるかと思うと、ちょっとグッときた。

今年もやってきた、東京国際映画祭
la la landの上映をかなり期待していたのに、選ばれていなくて本当に残念だ。まあ、無理でしょう。

雨脚強まる午後5時。
寒さに凍えながらレッドカーペットに到着。
報道陣の外から様子を眺めていた


かろうじて見えた東出くん。中条あやみ感に似てるのは、生で見てもそうだった(笑)



遠〜〜〜〜くに見えるメリルストリープ。
ヒューも監督も来ないのに
よくぞ日本のためにいらしてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。


去年のオープニングは確か昼過ぎだったはずなんだけど、今年は夜で助かった。

邦題『マダムフローレンス! 夢見る二人』
実在した世界一有名な音痴歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンスを描いたもの。

25分遅れくらいで登壇したメリル。
手を振る指先まで気品に溢れていました。
彼女の視界に入ったかと思うと…(笑)

メリルは舞台挨拶で
ピアノの伴奏は本当にサイモンヘルバーグが弾いてるのよ。と豆知識も披露。
彼のピアノは素晴らしかった。

前知識ほぼなしで鑑賞したが
こんなにコメディーだとは思わなかった。
(以下ネタバレあり)




尽きることない遺産を、愛する夫とニューヨーク音楽界に捧げ続けているフローレンス。
そんな彼女が、歌手を夢見るのだが、その歌唱力は最低だった。
しかし夫は、夢を応援しないわけにいかず、
伴奏者コズメと歌の先生を雇い、レッスンを開始する。
投資家である彼女に皆、本当のことを言えず、
とにかく褒めまくるため、調子が上がっていくフローレンス。
知り合いを集めてコンサートを開いたりレコードを作ったりと、暴走が止まらなくなっていき…


あらすじはこんな感じ。
見る人にとっては
・音楽を愛する彼女が周りに愛されながら過ごした一生
もしくは
・大勢に騙されながら、つけあがってしまった哀れな一生

ざっくりこの二つに別れてしまうのではないかと思った、感動作に仕上がってるけど…

日本のことわざで
『嘘も方便』なんてあるが、この映画はまさにこれだった。

ただ、ヒューのチャーミングな笑顔に騙されそうになったけど、浮気は最低だ。

愛人とゴルフに出かけた夫を寂しがるフローレンスの目は、一番悲しかった。
彼女の歌下手は最終的には新聞の批評に堂々と書かれてしまい、バレてしまうが、彼の浮気は結局知らぬまま死んでいってしまう。

フローレンスの歌への一生懸命さに、周りが声援を送る姿はとても愛を感じた。
決して冷やかすようなものではなかった。
彼女の人柄の良さ故だろう。

夫の幸せの瞬間は、フローレンスを支える時より
愛人といた時の方が強いように伺えた
なんだか育児に疲れながらも我が子だからと、少し無理をしながら育ててる感が否めなかった

でもやっぱり
歌を思い切り歌うフローレンスは幸せだったはずに違いない。
SNSが網羅する現代とは違い
新聞や顔と顔を合わせての会話が大事なあの時代。

本音をぶっちゃけるのもいいけど
愛のある嘘は人を幸せにするってことなのかなあ。

フローレンスのあの性格ありきだけど。

『嘘も方便』は成立するか否かは置いといて、
笑いのテンポというものが全体的に良くて
会場は、大きな笑い声が響いていた

伴奏者のコズメの顔芸は負けたね(笑)
演技も達者でピアノも弾ける役者って、貴重だなあ。

『セッション』のマイルズもドラムは叩けるし特訓はしていたけど音は別の人だったもんな。

音楽、脚本、役者は良かった。
あとは各々の嘘に関する倫理感で評価は変わってくるかな